画廊表玄ブログ 
銀座の画廊表玄の社員による美術にまつわるツウなポイントの紹介やご案内、日々のブログなど
銀座界隈の花たち
銀座界隈の花たちは、すっかり冬支度。

街路樹は黄色く色づいて、毎日せっせっと葉を落とし寒さ対策も万全。
画廊の朝は、落ち葉を掃くリズミカル音から始まります。

歩道の花壇は、葉牡丹やガーデンシクラメンに模様替え。
今では寒さに強いパンジーやビオラなどが、当たり前のように植栽されてますが
ちょっと前までは、これらは春を告げる花の代表格だったんですよね~

毎年思うことですが、今年はいつになく一年が早い!イヤ!!早すぎる。

食べ物のみならず花々までも、いつでも手に入る便利な世の中になったことが
時間の麻痺をもたらして季節感ゼロ状態!
暑さ寒さで辛うじて春夏秋冬を感じられる?といっても
自身の幼き頃に比べると、格段に東京の冬は暖かい。
ここ数年は霜柱や薄氷を見る機会など皆無に等しいのでは?

年の瀬が近づくと何となく浮足立ってしまう自身です。
残りあと3週間ほど。
良き一年だったと思えるように
やり残しのないように過ごしましょうかね?

写真は加茂本阿弥と紅葉したヒペリカムです。



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雪景に 瑠璃鳥
雪景に色鮮やかな  ~  椿 小禽 ~  

上村淳之画伯 作  雪野

祖母 上村松園 画伯   父 上村松篁 画伯

共に 京都画壇で 素晴らしい作品を描き 
文化勲章を受章するなど 輝かしい功績を残す。

淳之先生もその流れを受け継ぎ 花鳥画の世界を広げる。

昭和8年 京都中京区に生まれ。
京都市立美術大学を卒業。その後 創画会など多方面で活躍する。

祖母 松園画伯が戦時中 疎開していた
奈良県平城の唳禽荘に移り 
その敷地内にて 数多くの鳥を飼育して
鳥とともに生活を行う。

画伯の描く 花鳥画の多くはここで生まれる。

雪景をプラチナ色と 白い胡粉で
白銀の世界が表現されてます。
椿の赤い花 緑の葉 そして 瑠璃鳥のブルー

それぞれの役者達  

が画面を華やかに演出します。

画廊に展示して 光をあてると
岩絵の具はさまざまな色を発して  
観るものをひきよせます。

雪が宝石のように 輝いているようです。

画面はアップですみません。

                             (徳永)










いつもと違う場所で…
11月になって、今年も残すところあと2ヵ月を切りました。


木枯らし1号もそろそろ吹き始める(?)と思わせる朝晩の冷え込みで
起きるのが段々億劫になってきた今日この頃。

寒さ対策だぁ~っと厚着をしすぎ
通勤時の電車内では、人いきれで汗をかき
風邪をひく一週間でした。


これから始まる紅葉シーズンに向けて
温泉にでもゆったりと浸かりながら、日ごろの疲れを癒したいものです。


さて、今週の『画廊の花』は、紅葉した金糸梅野紺菊です。

表玄の画廊内で撮影していますが、いつもと少し雰囲気が違うでしょ?





春 信 とは・・・
ちょっと 季節が早いですが


竹内栖鳳 画伯作  春 信


元治元年 京都に生れ(1864)

京都画壇で 画塾竹杖会を主宰するなど
輝かしい功績を残し多くの優れた画家を育て

「東の大観 西の栖鳳 」と

横山大観と並び称される。

昭和12年に 第一回の文化勲章を受章した。


作品 画題   「春 信」

辞書で調べると   ~春のおとずれ~  

          ~花が咲いたという春のたより~



今にも飛び出そう躍動感ある
筆致で描かれた  ~ 白梅に鶯 ~
春の訪れを喜び 野山に響き渡る

♪・・・♪ 鳴き声 ♪・・・♪ 

聞こえてくるようですね。

栖鳳画伯は 箱書きに 例えば 

昭和12年は (丁・丑 → ひのとうし)作 

と記載されている作品もあります

よく聞く 十二支 (じゅうにし) 
子 丑 寅 (鼠・牛・虎)・・・・

これとは別に 十干 (じっかん) 
甲・乙・丙・・・  があります。

この二つを組み合わせて  ~干支~  と
呼ばれています。


昭和10年代の晩年に描かれたと思われ
円熟期の素晴らしい作品です。
 
画面のアップですみません。

                      (徳永)










与太話≪その8≫
ある朝、電車内でのひとコマです。

シルバーシートに座っていた4歳ぐらいの女の子が
座席の前に立っている母親に向かって、しきりに手を動かしています。

最初は何をしているのかわからなかったのですが
母親の仕草でそれが〝手話”だとわかりました。

聴覚のほかに視覚障害もあるのでしょうか?

女の子は額から5センチも離れていない目の前で
小さな手を一生懸命に動かして母親と会話をしていました。


〇〇年前に少しだけ手話をかじったことがある自身は
ふたりが何を話しているのか気になって、親子の様子を横目でチラチラ。
しかし、話し言葉とほぼ同じペースでの手話はさっぱり理解できず。

これからみっちり(?)勉強すれば、東京で開催されるパラリンピックまでに
少しは手話が使えるようになるかな。などと思いながら、
幼子の紅葉のような手が表現する手話に魅了された自身でした。

本日は十三夜です。
東京は肌寒いを通り越して、さむっ~い一日でした。

写真は女郎花と杜鵑草、蔓梅擬です。
枝ぶりが豪快でしょ!

おみなえし