画廊表玄ブログ 
銀座の画廊表玄の社員による美術にまつわるツウなポイントの紹介やご案内、日々のブログなど
春の嵐
立春が過ぎ、2月も月半ば。
今朝は、ここ銀座でもなま暖かい風が吹き、
コートを羽織らなくてもそれほど寒さが気になりません。

ところが、油断して街中を歩いていると
強い南風に煽られた花粉や砂埃が、容赦なく降りかかり
あっという間に目・鼻・口の中にトラブルを起こします。

まったく毎年この時期は、花粉症との攻防戦で疲労困憊!


そんな中、乾燥した気候でインフルエンザも流行中。
表玄の近くでも体力に自信のある方々が
あえなくダウンされているようです。

春一番の到来で、銀座界隈の花々も少しずつ春に向けて活動を開始。
よぅ~く見てみると、芽出しかな?と思える気配も…
通勤途中の工事現場では、チューリップの芽が少しだけ頭を出しています。

画廊の中では、桃の花と菜の花が満開です。
恒例のお雛さまも飾って皆様をお迎えしています。



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額装から 外すと ・・・・
小野竹喬 画伯 作品   ~ 額装を外して ~ 


明治22年 岡山県笠岡市生まれ。
14歳で故郷を後にし 京都の竹内栖鳳画伯の塾に入門する。

明快で 簡素な表現で日本の景色の美しさを
鮮やかな色彩で描く。

昭和51年文化勲章を受章。

晩年描いた 「奥の細道句抄絵」 は代表作となる。

素描 「芦ノ湖」 

画伯と親しい方が
長年所有されていた作品を
縁があって ご紹介頂きました。

私は小学生の頃 水彩画で
色々と絵を描いてましたが
いつも苦労していた
記憶が 蘇ります・・・

しかし 竹喬先生が描くと
そのような心配は 不要ですね(笑)


鉛筆で下絵を描き 水彩で色加え
もくもくと湧き上がる雲と静かな湖畔
美しい自然を小さな画面に
雄大に描いた作品です。

額装から ちょっと パネルを外してみました。
画伯が縦横に線を入れ
その中に描こうとしてますが

線からはみ出てます・・・

新たな発見をしたような
躍動感ある筆致が 伝わります。


                (徳永)






明日は大寒です。
「明けましておめでとう」の声を聞いたと思ったら
もう一週間後には成人式。
年中行事に気を配っていると、一年など本当にあっという間に終わります。

今年で平成も29年目に突入し
元年に生まれた子供たちは、青年期から壮年期へと足を踏み入れていきます。
自身の成人式からは〇〇年が過ぎて、遠い昔の記憶になってしまいましたが、
よくわからないうちに成人をむかえたようで、未だに大人って何?と疑問が湧いてきます。

巷では働き方改革推進の為か、それとも健康で元気な年配者が多くなってきたからなのか。
「65歳から高齢者と位置づけるのは如何なものか」
「もう少し年齢を引き上げても良いのでは?」と囁かれている(?)みたい。

老若男女、様々な年代の人によって存分に議論されることは良しとしますが、
こういった話題が出ると、自身はいつも過渡期の狭間で
ウロウロしている年代のような気がします。

どちらが良いか損得勘定ではないですが、
人様に老若を決められるのは少々抵抗したくなるような…
まぁ、どこかで自分の年齢と折り合いをつけなければならないのでしょうね。

さて、今年最初の『画廊の花』は連翹に椿(曙)です。
淡い桃色の曙は、蕾のままでも十分に存在感があります。
背景は雪景色の富士(中路融人作)をご紹介します。




金箔に椿  ~鮮やか~

金箔地に描かれた ~ 椿 ~

金色に 紅白の椿

緑の葉 それぞれが 美しく描かれ
色 鮮やかな 作品です。

アップの画像ですが
描いた 画家は わかりますか・・・?

女流画家で
昭和55年に文化勲章を受章されてます。

よく見ると 背景に四角い 枠の線が見えます・・・
これは 金箔を押した 跡です。

均等に貼られ それが リズミカルな
模様になり 絵を引き立てて います。

金は 時の色を 映します・・・♪ 

明るい 昼には 輝きを増して
暗い夜には ほのかに ひかり

様々な表情で 観るものを
楽しませてくれます。

画廊の内では
青竹に活けられた ~ 椿の花~

鯉と共に描かれた
真っ赤は  「椿と鯉」 の作品

只今 椿 尽くしで 展示を行っております。
是非 足をお運び下さい。

                        (徳永)












 小倉遊亀 画伯作    「椿花」




北山杉の風景画  ~ 探してます ~
山林の中を よく見て・・・


宇田荻邨 画伯作  北山杉


明治29年三重県 松坂に生まれる。
京都にて画業を学び

帝展で入賞を重ね。 第7回帝展で 帝国美術院賞を受章した。
その作品 「淀の水車」 は代表作の一つとなる。

戦後は日展で活躍し 京都の大原女や古典的な作風で
色鮮やかな洛北風景を描いた。


四季の風情を感じさせる 
人気の図柄 京都北山風景

北山杉の中を よ~く 見ると

2羽の小鳥が・・・

この小鳥がとても重要なんです。
いるのと いないのでは
価格に大きく影響が・・・

もちろん 鳥たちは いてほしいですね。

宇田先生が描く 洛北 北山風景は
絵の全体を見て 落款(サイン)の筆跡
そして・・・

探します・・・鳥たちを


金箔地に描かれているので
緑の木々の間から 金色がほのかに光ます。

朝 昼 夕 そして 夜
金箔はそれぞれの時で さまざまな
色を輝かせます。


                        (徳永)