画廊表玄ブログ 
銀座の画廊表玄の社員による美術にまつわるツウなポイントの紹介やご案内、日々のブログなど
我が家の骨董品
値段は付きませんが・・・


夏休み 実家に帰省して ~発見~

我が家の骨董品

かなり使い込んだ この品物 
美術品とはかけ離れて すみません。
子供の頃から 夏に大活躍していたこの

 ☆ やかん ☆

ちょっと重く がっちりとした造りで 
最近はあまり見ない形ですが

麦茶を沸かして 冷蔵庫で冷やすと
他の容器とは違い とても冷たく美味しいお茶になって
乾いた喉をうるおしてくれました。

学校から帰って 麦茶と冷えたトマトに塩を付けて
がぶっと丸かじりした 思い出が懐かしく蘇ります。

母に聞くと 母が小学生の頃からあったと・・・
蓋が色あせていますが昔は朱色が綺麗だったそうです。

数十年前(50年は軽く越えて)
ずっと・・・♪
我が家にある 貴重な 骨董品 なんです。

《 3.0 リットル 》 の文字が 時代を感じさせます。
まだまだ現役で頑張って美味しいお茶を
宜しくお願いします。

                               

                              (徳永)
   









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竹内栖鳳画伯が 描いた・・・
竹内栖鳳画伯 水墨画


京都画壇の巨匠。
昭和12年 第一回文化勲章を受章する。
東では 横山大観 西は 竹内栖鳳と
当時 東西で大変有名でした。

画伯が描く 雀は とても評価が高く
 雀 ☆一羽☆ で 家一軒と
同じ価値があるといわれていたそうです。


半世紀を超えてなお 現在でもその人気は衰えません。

突然 わかりにくい写真ですみません。
竹内栖鳳画伯が描いた 水墨画作品を
ちょっとアップにしてみました。

細かい線描と 水玉みたいな模様が 
数個書いてますが 
何を描いているのが これでは
さっぱりわかりません。 

画題からは 梅雨を描いた情景みたいですが・・・・
全体図がみたいですね。
表玄ホームページの何処かには ♪ 載せます ♪

この作品近くで見ると 画伯の意図がわかりにくいですが
少し離れてみると 雨上がりの 霧の晴れ間
田植えをしている 人々が自然の風景と調和して 描きだされてます。

白い和紙に・・・墨の濃淡・・・絶妙なぼかし
躍動感ある筆致 素晴らしいですね。

                                    (徳永)








与太話です。
本日は朝からムシムシ状態。
容赦なく湿度がまとわりついて動かなくても汗が出てくる。
こんな時は、どこか涼しい所に出かけたくなるものの
まだまだ夏休みは遠く、もうしばらく辛抱しなければならない。
などと、他愛もないことを考えていると
突然、雷が頭上で鳴り響き、ようやくにわか雨が降るかと期待していると
銀座はほんの少し地面がぬれる程度の雨で終わってしまった。


さてさて、これからが本当の与太話。

先日、八百屋さんの店先に並んだ果物に一目ぼれ。
真っ赤に熟れた果実は見た目がとても甘くておいしそう。
という訳で、何年かぶりにスモモを食してみた。

ひと口ほうばると、甘っ~い。これは当たりだ!
自身の脳はすっかり甘いモードになり、次にふた口目をかじる。
んっ、先ほどと違う味が広がって…
すっぱっ~!!
あまりの酸っぱさにかえって気分がダウンしてしまった。


自身の幼き頃は、甘い果物を探すのが難しかったが
今では甘いのが当たり前。
慣れとは怖いもので、少しでも酸味がきついとおいしくないと判断してしまう。
ただ甘いだけでは、ボケた味になるし
酸味がきつければ、刺激が強すぎるしと…

もちろん、人それぞれに好みがあるが
多数派に受け入れてもらうためにはどうすれば良いのか?
などと、全てに共通して考えてしまう今日この頃である。

本日の『画廊の花』は玉川杜鵑・河原撫子・刈萱です。
少しは涼しくなったでしょうか?

6月花2


障子の張替
◇ スーツで張替え ◇ 

突然ですが 画廊内の障子の張替え
職人さんではなく 私が行います。
着替える服もないので スーツのままで・・・♪

表玄の屋号の由来は 表具の玄人から 命名

もともとは表具屋 さんなんです。 

表装の勉強は 京都行いました。
昔取った杵柄で
何とか 障子の張替えは出来ます。

糊を付けるのは チューブではなく
刷毛ですよ♪

※ ここで表装店の皆さま刷毛がプラスチック
  糊盆が変な容器・・・など不備がありますが
  銀座ではなかなか 表装道具は売って
  いないので優しい目で見て下さい。


張替えではまず古い紙を剥がしますが
ここで 捲った後に良く木地を拭いて
 
  ・・・乾かして・・・

乾かさないで直ぐに糊を付けて貼ると
木の・あく・が 新しい紙に付きます。

そして一番注意することは 糊の濃さ

  ~濃すぎず 薄すすぎず~

表具は何度もリフォーム
出来るようになっています。
濃い糊を付けると次回剥がすのが大変です。
しかし薄いと 捲れてきます。

程よい糊加減は長年の経験で・・・

綺麗に仕上がり   ホット・・・♪


                     (徳永)
















枠から 飛び出た・・・
 奥村土牛画伯  書 ~ 雪月花 ~


扇面の枠がありますが
関係ありません・・・
画伯の筆致は 色紙 いっぱいに躍動してます。

再興日本美術院の代表的な画家の一人であり
90歳を超えてなお 富士に想いをよせ描き続けました。

~ 雪月花 ~ 

白居易の詩の一句 ~雪月花時最憶君~
日本でも 万葉集や様々な歌に使われ
伝統的な日本の美を感じる言葉として用いられています。

お客様にお見せした際に 必ず聞かれるのは
画伯が何歳頃に書いたのでしょうか・・・? と

この作品 ☆墨の筆致☆ は躍動的ですが サイン(落款)に
画伯の特徴がみられます。

「 土牛 」 この  の文字が硬くなく なめらかなカーブが
これは 晩年で90歳前後の筆致だと思います。

画廊主はここに注目して作品をみます。

写真ではわかりにくいですが
墨の色が良いです・・・
濃すぎず 薄すぎない 落ち着きのある色合い。

扇面の枠があり  
小学校 書道の時間では 
バランスよく枠内に書かないと
先生に怒られますが

土牛画伯の書は 
はみ出ても これもまた ~芸術~ そう感じられますね。

                          
                                (徳永)