画廊表玄ブログ 
銀座の画廊表玄の社員による美術にまつわるツウなポイントの紹介やご案内、日々のブログなど
掛け軸の  ~ 裏側 ~

軸装の 中は・・・ ♪


床の間に 掛ける ~ 軸 ~
日本文化を感じ 観ていると 心が
やすらぎます。

軸のどこを見ますか・・・?

まずは 絵を見て 絵の落款みて
軸の裂に目が動き

最後に 縦にぶら下がっている
風帯と呼ばれる 飾りに感心が・・・

これが一般的な流れだと 思います。

プロはその後 一番下に出ている 象牙を
見て 表装のレベルを確認します。

軸先が 本物の象牙か 偽物の象牙か
絵の評価に重要な確認作業を判断します。

しかし 裂に隠れて 丸い棒  が 
軸装の下支えをしていることは
表具職人しか 知らないと思います。

ちょっと 軸棒を 外してみましょう・・・♪

象牙は両側だけで 中側はそのままの
~ 木材~ です。

よく見ると 棒の真ん中辺りに 
長方形の細工が・・・

なんでしょう・・・か

実はこの中に 錘が 埋め込んで
いるのです。

何故か不思議でしょうが
錘で棒のバランスを整え
表具が 胸を張って 展示できるように
しているのです。

目に見えないところで 丸い棒  は
頑張っています。


                      (徳永)







スポンサーサイト

夏休みに・・・
只今 夏休み中ですが・・・

ちょっと 用事があって
画廊へ

今日は今年 一番の暑さで
銀座も 35度を超えて ・・・・
アスファルトや ビルに囲まれて
体幹は もっと
高い気温に感じます。

先日 東国三社  参りに行ってきました。

最近都内の神社巡りをしてますが

車で一時間30分  雄大な世界に驚きました。

一番目は 茨木の鹿島神宮 へ 壮大なスケールの森の中に
佇む 本殿 。林間を歩くと 奥宮 そして 要石。
素晴らしいパワー頂きました。

そして 二番目は 息栖神社へ。
ここは 静かな雰囲気で 落ち着きがあり
ゆっくりとお参りできました。

最後は香取神宮
全国約400社ある 香取神宮の総本山

鳥居をくぐると 参道は小高い山へと 続き
歩いていくと 本殿があります。

樹齢1000年を超える 松の木や 
伊勢神宮の神殿の木を用いた 奥宮。
そして ここにも 要石。

神秘的な雰囲気を感じる 空間でした。

この東国三社参り 御朱印を頂いて
最後に 香取神宮へ参拝すると
御守りを頂けます。

皆さんも お参りされては如何ですか?



                     (徳永)




















大人気の  ~額~
日本で一番人気・・・?
 
棟方志功画伯の多くの
コレクターに支持されて
日本中から問い合わせのある
大人気の 額装 です。

京都 表玄にて 制作の和額
志功先生を入れるのに 大変人気が
あります。

外枠にチーク材を使用して
ほど良い 丸みと素材の木目を生かし

マットの裂は オリジナルの藍色とクロスする
縦糸と横糸が 作品を引き立てます。

ポイントは マットの中に 細い溝が 
アクセントとして 絵の周りを 一周・・・♪

その溝に 赤地の金襴裂を貼り
品の良い 鮮やかさが絵を包み

四つの角は すべて 丸みを 付ける 工夫も

さまざまな 気配りの 演出をおこない
棟方志功先生 作品を主役にしている 額装です。

一点一点 手作業 で制作しているので
出来上がるのに 一か月以上掛かります。

私も京都で修行時代に この額装を
制作していました。

古い額から 新しい額へ
お客様が良くなったと
喜んでいただいた 思い出が・・・

志功先生作品を
お持ちの方
人気の額に
入れ替えて 
ガラッと雰囲気を
かえてみませんか・・・?
 


                  (徳永)










P1010341 (2)


久々の登場 ・・・

♪祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす・・・・・・

ご無沙汰しております。コロちゃん です。
久しぶりに沙羅双樹の芳しい香りとともに参上しました。
別名、ナツツバキともいいます。初夏から夏にかけて咲いてくれる椿です。

今週の表玄は 沙羅双樹 の香りに 包まれています。






IMG_1130 (2)


仙人が 住む山
蓬莱山 ~仙人が住む神秘的な山~


冨田渓仙 画伯  作

蓬莱仙境図  

横山大観 箱書き署名 軸装

冨田渓仙画伯とは

明治12年 福岡で生まれる。
明治30年画家になる志しをたてて 京都へ
都路華香に京都四条派を学び 古典の研究をかさねる。
文展の出品作が 横山大観に認められ
再興日本美術院に出品 その後 同人に推挙された。

横山大観が
「渓仙は何百年に一人も出ない偉い画家だ」
と高い評価をされています。
しかしながら
昭和11年 57歳の若さで京都で死去。


蓬莱仙境図  

 
は 晩年の作品で
昭和 10年前後の制作と思われ。 

箱書きが 横山大観

大観先生の署名が いわゆる  ツノ 落款
この サインは 昭和 8年~15年頃の 特長ある 文字です。

渓仙画伯が亡くなった後に 書いた可能性もあります。

縦長の軸装で 雄大な蓬莱山を 遠くに描き
幻想神域を流れる瀧  天からの旭日
水辺を飛び交う 鶴
白梅に松 赤い架け橋・・・

縁起の良いさまざまな 演出で
仙人が住む 神秘的ワールドを描いた 作品です。


                         (徳永)