画廊表玄ブログ 
銀座の画廊表玄の社員による美術にまつわるツウなポイントの紹介やご案内、日々のブログなど
大暑が過ぎて…
文月も残りわずかとなりました。
本日は土用の丑の日。
熱中症で搬送される患者さんの数も鰻上り(!)
皆さん暑さ対策は万全ですか?
夏バテに“うなぎ”を食し、今夏を乗り切りましょう。

さて、今週の『画廊の花』は虎の尾(トラノオ)です。

水辺や湿地に自生する:虎の尾
山地や原野に自生する:虎の尾(写真はこちら)

どちらも花穂が白い小花の集まりでできています。
背筋を伸ばし直立姿勢の沼虎の尾。
お辞儀をしているような前傾姿勢で花をつける岡虎の尾。
呼び名の由来は、花の形状が虎の尾っぽに似ているところからきているそうです。

実際の虎の尻尾とは明らかに違いますが、想像力豊かな方にはそう見えたのでしょう。

今回は自然に紅葉している七竈と取り合わせて活けてあります。
画廊の中だけでも秋の気配をご観賞下さい。


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隠れた 名画伯
西内 利夫 画伯


京都生まれ 山口華楊画伯に師事。
晨鳥社に属すが その後 退会して無所属で活躍。

京都画壇での活躍を期待され 人気が上昇中 昭和56年 逝去。

花鳥画や動物画家としての ゆるぎない構成、描写や色彩感
点描風の繊細は抒情は新しい 日本画の世界を表現した。

最近 その芸術が見直され お客様より 問い合わせが
増えてきました。
しかし 製作点数が少ないので あまり ご紹介出来ない。
隠れた 名画伯として 美術誌等で紹介されることも 近いのでは?

京都書院で発行の 西内利夫全画集 でその素晴らしさを
見ることはできます。

下記の作品は 西内利夫作 紅梅 

小品(サムホール) ですが 花びらの一枚 一枚まで 繊細に描き
背景の金泥に映える 紅色の花弁は とても色鮮やかです。

                                         (徳永)












画廊の手仕事

デジタル化が進む昨今ですが、アナログはまだまだ健在です♪
今週の手仕事は、硯箱です。
といっても、10センチ四方のミニチュアサイズの硯箱です。
折りたたみ式の毛筆と、ちっちゃい墨もちゃんと付いています。
硯に水を落として墨をする場面は、精神を集中させる力があります。

和紙ラベルに絵画の作者と画題を筆文字で書き入れ、
外箱と呼ばれる、絵を収納するときに使う箱の側面に貼りつけます。






暑中お見舞申し上げます。
関東地方も梅雨明けとなり、いよいよ夏本番です。
海の日が終わり、今度は山の日(まだ決定ではない?)
とにかく、夏休みをどう過ごそうか、思案中です。

さて、今週の『画廊の花』は唐糸草(カライトソウ)です。

バラ科の多年草
本州中部の高山帯に自生する固有種です。

名前の由来は中国渡来の絹糸(唐糸)からきています。

12,3枚の小さい葉からすっきりと伸びた茎の先に垂れ下がる状態で花が咲きます。
土筆の子ような蕾(?)からピンク色の雄しべが次々と顔を覗かせると
初めとは全く違った様相になります。
最初にこの花を見た時は、てっきり食虫植物かと勘違いしました。

ちょっとグロテスクな姿からは想像できませんが、この花はバラ科の植物だと判る
とても甘い香りを放ちます。



涼しげです。
大雨から一転、今度は連日の猛暑に体を慣らすのが大変です。
湿った空気が重く感じられ、とにかくだるい。
これから、さらに厳しくなる暑さに目眩を起こしそうです。

さて、今週の『画廊の花』は刈萱(カルカヤ)です。

イネ科の多年草
別名:雌刈萱(メカルカヤ)・麦穂刈萱(ムギホカルカヤ)

代表的な秋草のひとつに数えられますが、若葉の頃にも茶花として活けられます。
青々とした細長い線状の葉は、竹籠に活けると涼やかです。

お世話になっているお花屋さん曰く、
放射状に広がる刈萱の葉は、「雨の雫が落ちる様子を表現している」そうです。

草花に当たる雨粒の音、皆さんイメージがわきますか?



掛け軸の裏側

表装の道具



畳屋さんの 道具みたいで たこ焼きを作る時に
使用されてようですが実は表装で使う ホシつき です。
(先の尖っているのと 先が丸くなっている2種類)

掛軸や屏風などの作業で使う、千枚通しによく似た道具の名前。
表装をする場合 あまり 鉛筆などは使いません。
後が残る可能性があるからです。

ほとんどの作業は、この星突きで印をつけながら行ないます。

1ミリくらいの穴なので 作業後は殆どわからないようになります。
例えば、竹尺で寸法を測って、星突きを刺して印をつける
その印を目印に布を切ったりします。

また先の丸いほうで 線を引いて 折り目を付けたり
活躍している道具達です。

もう30年も使っているので、手になじみ とてもよく働いてくれます。

                                     (徳永)






七夕なのに…
まだまだ梅雨真っ最中。
これから大型台風が日本列島に近づいてくるとの予報。
大きな被害にならないことを願うばかりです。

さて、今週の『画廊の花』は半夏生(ハンゲショウ)です。

ドクダミ科の多年草
季語:夏

夏至から11日目に当たる7月2日頃に白い花をつけるところから半夏生と言われています。
または、葉の半面が白くおしろいをつけているように見えることから
片白草(カタシログサ)・半化粧という別名もあります。

6・7月頃、茎の先の葉、2・3枚を白くし穂状の花をつけます。
夏、緑が生い茂る中、白く彩ることで虫たちの目を引くのでしょう。

葉全体を白くせずに半分だけを着飾ることでかえって目立つ。
一見おとなしそうに見えて、なかなかの曲者です。