画廊表玄ブログ 
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第一章 6311 その2

加茂本阿彌

画廊スペースから引退した加茂本阿彌さんです。
引退しても、まだまだこんなにきれいに咲いています。

ちなみに、11月のお茶事の席では加茂本阿彌さんは超売れっ子の椿さんです。
ほんのりをさしている姿はカレンで美しいのです。





※表玄の床の間には、金重陶陽の備前花入れに週2回、お茶花が生けられます。
入れ替えられたお花は事務所の台所脇に生けられ、第二の人生を送るのです。

『椿』と一口にいっても様々な種類があるのはご存知とおもいますが、中でも
写真の「加茂本阿彌」という種は11月に開催される茶会で最も珍重される椿だそうです。

別名を"窓の月”といい、花弁にチラっと縦絞りの模様が入った様子を窓から見える月に
たとえて呼ぶ事もあるようです。

(サトちゃん)

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第一章  6311

ギンザのサトちゃん



6311

今日この場所からサトちゃんがギンザをめぐります。
アールデコ調のロゴが目印。サトちゃんがいるビルの番町がデザインされてます。


☆今日から始まる新企画 サトちゃんがめぐるギンザ☆ 

銀座の通な場所・路地裏・昭和の香り漂う銀座・・・をご紹介。
まずは 表玄の住所  ~銀座 6-3-11~ ビルの前 からスタートです。


2014103017360000.jpg





神無月が終わると…
ようやく、出雲から八百万の神々が各地に帰られる10月も最終週になりました。

月初めから台風に見まわれ、本来ならもっと秋らしさを楽しめるはずなのに、
急に暑くなったり寒くなったりで、山の紅葉も案外早く終わってしまわないか心配です。

ちょっと小耳に挟んだ情報ですが、
春に催された皇居乾通りの一般公開が、この秋にも開催されるようです。
期間は11月下旬から12月上旬の5日間。
宮内庁のHPで11月初め頃に、期間の詳細が表示されると思います。
土日も含めての一般公開なので、東京の紅葉を満喫するのも良いのではないでしょうか。

さて、今週の『画廊の花』は杜鵑草≪ホトトギス≫です。

ユリ科の多年草
本州中部以南の山地に自生
花の斑点が杜鵑(鳥)の胸毛の模様に似ているところから名が付けられています。

ホトトギスは立ち性と下垂性の2タイプがあります。
品種も多数あり、どれを活けても花入に映える優等生な茶花です。
写真の花は立ち性のホトトギス。

ここ表玄にも、下垂性の≪ジョウロウホトトギス≫が来る時があるのですが、
この頃はなかなかお見かけしません。

何かのCMで流れていた句を思い出します。

ほととぎす あすは あの山 こえて行かう 《種田山頭火》

野鳥の杜鵑は季語が夏、草花のホトトギスは季語が秋。
いずれにしても、ホトトギスは日本人に馴染みのある≪音≫なのでしょう。



掛け軸を演出

  人気の裂 (布)


江戸時代から 大人気の布です。


掛け軸の アップですが 白地に金糸が映えます。

綺麗で貴賓があって そして絵を引立てます。
大変好きな 布です。


竹屋町 裂(きれ)


元和年間(1615年頃)に大阪 堺に来た中国人から 技術を得て、
中国の金紗(きんしゃ)を真似して 京都御所の南 竹屋町で織られた
絹織物。日本独自の和製 金紗。

紗 (しゃ)・・・うすぎぬ。
細糸で織った軽くて薄い絹織物。または、ひろく目のすいた薄い織物。
麻や綿をほぐして、特殊な織り方で目を透かせた絽ロに似た織物。

金紗は 紗に金糸を織り込んで縫い付けた文様の裂。

~簡単に言うと 白い薄い布に 金箔を縫いつけて 
          金が引き立ち目立つ お洒落な 布 ~

高額な 裂(布)なので 掛け軸では 一文字と風帯に使われることが多いです。

一文字?(これは掛け軸の 絵の上下に付いている 細長い布)
よく見ると同じ布が 縦に2本 ぶら下がってます。これが風帯です。

掛け軸を見るときには、絵を引立てる 布も見て下さい。
新たな発見がありますよ。



                                  (徳永)





ちょっと休憩
ようやく秋らしい天気に恵まれた週末が過ぎ、またまた月曜日。
何となく寝床から起き上がるのが億劫になってきた今日この頃です。

さて、今週の『画廊の花』は少し趣向を変えて《リンドウ》にまつわるお話です。

銀座を歩いていると、歩道脇の地面に小さな穴を見つけます。
穴の周りには砂が盛られていて、一体これは「?」
実はアリの巣穴なのです。
周りをよ~く見てみると、至る所にアリの巣穴を発見します。

昨年、ある花に“アリが群がる事件”がありました。
今までにこんな事はなかったので、何にアリがつくのか調べてみると
それが《リンドウ》だったのです。

試しに他の花を置いてみても、アリは近づきません。
なぜか《リンドウ》の時だけ、縦列を作って寄ってきます。
強い香りを放つ訳でもないのに、どうしてだろう?
追究していくと、《リンドウ》の花粉が原因ではないかという結論に達しました。
驚きました!!
開花後、しばらくすると《リンドウ》はバナナの熟したような香りがするんです。
甘ったるい匂いがアリたちにとっては“ごちそう”だったんですね。

それからしばらくは、画廊の花に《リンドウ》が来ると、少し神経質になってしまいました。
が、食べ飽きたのか、あれ以来、アリたちを見ることがなくなりました。
どこかにもっと食欲をそそる何かを発見したのでしょうね。




画廊の手仕事


今週の画廊の手仕事は、茶筒です。


表玄では、京都一保堂さんのほうじ茶や加賀の丸八製茶場のほうじ茶を使っています。



関西では、ほうじ茶をお客さんにお出しするのは一般的だそうですが、
関東育ちの私には、入社当初は抵抗がありました。
急須に低めのお湯を注いで充分蒸らしてから煎れる煎茶とちがって、
ほうじ茶は高めのお湯を注いでから、香りを抽出するように湯呑に移します。


客に香りでもてなすというところは、雅な京都ならではの趣向でしょうか。





台風が過ぎて
二週連続で大型台風に見まわれた日本列島。
本来なら秋空の下、運動会が各地で開かれるはずなのに…
ハッピーマンデーは本当にHappyなのでしょうか。
東京オリンピックを記念した体育の日が
10月第二週の月曜日になってから“晴れ”の日が少なくなったと言われています。
やっぱり、記念日は記念日として残し、10月10日に戻した方が良いのでは(?)


さて、今週の『画廊の花』は秋明菊(シュウメイギク)です。

別名:貴船菊(京都の貴船山に多く生息するところから)
キンポウゲ科の多年草
原産国:中国
菊と名前が付いていますが、アネモネの仲間【英】ジャパニーズ・アネモネと言います。
高さは70センチほど


一見おとなしく見えますが、くねるような動きがある蕾が開花すると
賑やかな様相に一変します。
但し、この華やかさな状態を保つ為にはひと手間が欠かせません。

お花屋さんから「水枯れしないように!」と注意を受ける秋明菊は
花瓶の中を常にチェックしなければならないのです。



額装の箱

 箱を見る


額装を見る場合に 画廊 主 がまずどこを見るのか それは 箱です。

お客様の所に行き 遠めから倉庫の額装の棚を見ると その時点で
おおよその 内容や美術品の価値がわかります。

なぜでしょうか?今流通している近代絵画の値段のある作品は ほとんど
美術業界で知られている 額装店で作られているからです。
有名画家は 額にもこだわり 高級な額装に作品を入れます。
ですから 有名額装店の 独自の箱を見つけられると これは 値段がありそうな
作品があるのではと 想像出来るのです。

もちろん 額装店のランクがあるので A店なら良いけど E店なら 作品は
安いなと・・・判断出来ます。

一番簡単な見分け方で 中の作品が高い可能性があるのが 柿渋 が塗られた箱
これは 高額品が入っている確率が高い です。

箱が無い美術品や ダンボールに入っている作品などは 中を見る前に
価値としては低いのではと 思ってしまいます。

古美術の世界では 紐や 包んでいる紙などを数点見るだけで その蔵の
内容がかなりわかると聞いたことが有ります。

また箱を包む 包装紙も重要な資料となります。百貨店や画廊 独自の包みかたや
貼っている シールで その作品の流通経路もわかる場合があるのです。

私どもが 市場で作品を購入する際にも必ずチックをする要素の一つです。



額装は絵を飾るとても重要な演出家です。
絵を見る以外に 額装の創りや裏側も見て下さい。
意外な発見や面白い事 職人の技が隠されております。


                                       (徳永)







再チャレンジです。
神無月になりました。
八百万の神々は、出雲の国へお出かけになっている頃に大型台風が現れ、
日本列島を横断していきました。

台風は、交通機関にも影響を及ぼし、各地での被害状況を聞いていると
以前より、自然災害が身近になり、
常に落ち着いて行動できるように日々訓練しておく必要性を感じます。


さて、今週の『画廊の花』は沢桔梗(サワギキョウ)です。

キキョウ科ミゾカクシ属の多年草
沼のほとりなど山野の湿地に生息している。
名前の由来は≪沢=水辺≫などに自生しているところからきている。

普段、よく見る桔梗とは花形は異なり、
先から深く裂けている花びらは鮮やかな紫色。
草丈は90センチほど。
茎の下部に葉がついているので、他の花材とともに活けると収まります。

余談ですが、本日は十三夜です。
十五夜は雨が降って、関東地方は残念ながらお月様を見ることができなかったのですが、
台風が過ぎ、今日こそは綺麗なお月様が見られることを願っています。