画廊表玄ブログ 
銀座の画廊表玄の社員による美術にまつわるツウなポイントの紹介やご案内、日々のブログなど
さる、るるる
アッという間の一年でした。
本当に今年ほど一年を短く感じた年はなかったような気がします。
のんびり草を食んでいる印象しかないひつじですが、
時間を背負って猛スピードで駆け抜けていきました。


さて、『画廊の花』も今年最後のブログになります。
一年間、下手な文章にお付き合いいただきありがとうございました。

今年は画廊の花たちにとっても忙しい一年となりました。
いつもは展示された絵画の脇役に徹していますが、
今年5月には画廊の夜会で初めて主役に抜擢され、
多くの来訪者に見ていただく貴重な体験もしました。

夏場の暑さや暖冬による花材の調達が難しい中、
茶花たちも何とか無事過ごせたようです。

来年は申年!
さると言えば、自身は五味太郎作『さる、るるる』を思い出します。
短い文章が軽快なリズムで書かれ、
さる、みる。
さる、とる。
さる、はしる。などなど
『さる、○○』が綴られている絵本です。

皆さんは『さる、○○』の中に何を入れますか?
自身は『さる、がんばる』で一年を過ごそうと思います。

では、来年が皆様にとって良い一年になりますように♪



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この 箱にピンときたら・・・
一歩先を行く 絵画の知識


家にある 美術品 ~ 価値が あるか ないのか~
聞いてみたいけど 
おそらく ダメだと思うので なかなか
画廊へ聞けないと ・・・

勇気を出して
査定以来で ご来店頂いたお客様は
残念ながら 結果が悪くても 長年の疑問に答えが出たと
♪ ホットして帰られます ♪

素人の方でも 箱を見れば 価値があるのか
わかる方法があるので

これから年末 帰省等で実家に帰られた際に
一度確認頂ければと思います。



☆ Aは 100点   に近いです。
桐の箱に入り 外の紙が 柿しぶが 塗られてます。
箱の横に開き窓が・・・ 
箱書き(画家直筆の画題)が入る仕様になってます。

 とても箱にお金が掛かっているので 中の額装も高く
 高額な額装に入るのは 高得点が期待できる美術品です。


◎ Bは 70~80点 ◎
なかなか良い額装店の箱です。 巨匠画家ではないですが
有名な画家の先生が 良く使用している額です。
  いい得点がでそうですよ。


〇 Ⅽは 50点前後 〇
ちょっと 価格が低い可能性があります。
でも安心してください。値段は付きそうです。
  時には高額品もありますので 絵は確認していですね。



△ Dは 0~30点 △
段ボール箱は リトグラフなど版画も多く
絵画は値段のつかない 画家さんの絵が入っている可能性が高いです。
しかし 版画は人気画家でしたら 50万以上 も夢ではないです。
  サインや箱に貼っている画家名は見ましょう。



絵の価格を調べる 一歩で まずは 箱を見て下さい
高得点でしたら 中の作品は期待が膨らみます。
ご質問やご不明は点など御座いましたらお問い合わせ下さい。


                                        (徳永)












掛け軸の裏にある 不思議な線・・・
☆ 一度 掛け軸の裏を見て下さい ☆



掛け軸の裏よく見ると 横に擦ったような線が幾重にもある。
大丈夫だろうか?心配になります。

これは 裏摺りの跡 です。

表装を仕上げる前に一度 掛け軸の裏側を 専用の数珠 で 
全体を摺り 紙と布を柔らかくします。

掛け軸の巾に対して摺ります。この作業は表装の最終段階に近いので 
もしも何かミスを起こせば いちからやり直しになるので 非常に注意が必要です。


夏場にこの作業するのが大変で 天敵は汗です。 
表装を取り扱う際に 怖いのは水です。 
もし 裏摺りの途中で 汗を表具に落とせば そこに湿りが廻り
紙の粘着が取れて浮いてしまうからです。
ですから 鉢巻をして絶対に汗を落とさないように 作業を行います。

また 手持ちの表装が 波うちみたいに よれよれになった際にも
応急処置として裏摺りを行なう場合もありますが 絵の胡粉の厚さなどにも 
とても注意が 必要な難しい作業です。


掛け軸の表側だけではなく 時には裏側も見て下さい。
面白い事や 職人の技が隠されております。



いまでも関連する店が(皐月表玄)が京都にて表具師として営業を行なっております。
また 代表の 徳永は 京都 皐月表玄にて 7年間 表装の関わる修行と勉強を
行なってまいりました。

絵画の売買だけではなく 掛け軸 額装 などに関するご相談も過去の経験を踏まえ
専門的にお答えさせて頂きますのでお気軽にお問い合わせください。















長寿の実だそうです。
師走になって、早くも7日が経ってしまいました。
今年ほど一年の速さを感じた年はなかったような…?
などと、昨年と同じことを言っている自身であります。

さて、今週の『画廊の花』は≪郁子≫(ムベ)をご紹介します。

アケビ科常緑蔓性低木
花は淡白紫色
実は暗紫色 アケビに似ているが熟しても開裂しない。


表玄のお茶花は枝ものが多く使われます。
その中でも、枝ものに実がついてくることは滅多にありません。
それゆえか、お初にお目にかかったこの実に、自身は興味津々。

画廊担当のお花屋さんからは、「食べられるよ。」とお墨付きをいただき、
さあ、食してみるかとは思ったのですが、
やはり、何となく初めてのものには気おくれがする。

幼き頃にアケビを食べる機会があった時、
あのワタワタした中身がどぅ~しても受け付けず機会を逸した経験があります。


そんな中、勇気ある画廊の女性が切って食べると言い出し、
実際に果肉を味見してみた結果、少し甘酸っぱいという感想。

気になりだしたからなのか、これを境に何故か目にする機会が多くなりました。

NHKだったかな(?)朝の番組で紹介されてもいましたし、
この間は、この実を描いている画家もおりました。
案外、知られている “郁子の実” には長寿パワーもあるそうですよ。

自身はまったく知らなかった果実ですが、今度は臆せずに食してみようかと思います。


 


鮮やかな  ☆ ブルー ☆
水の都 ブルージュを描く


  野村義照画伯 作   「白鳥」



院展で活躍されている 野村先生前田青邨画伯・平山郁夫画伯に師事。

青を基調とした風景画で 多くのファンを魅了。ヨーロッパ各地の古都を 独自の画風で描く。

この作品は 水の都を ブルーと白鳥の白とのコントラストで 
古典研究や古文化財の保存修復で学んだ 画風で色鮮やかに・・・


岩絵の具を幾重にも塗り重ねた 重厚な筆致で 日本画の伝統的な流れと
欧州の古典的な技法を取り入れ 歴史ある古都を 画面に広げる。



先生のアトリエに訪問した際 室内に注ぐ自然の光のもと
音楽と筆のハーモニーの中 作品が生まれていました。

                                 (徳永)