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脇役の次は・・・
主役の登場です

福田平八郎  画伯 作    ~ 紅梅  ~


明治25年 大分で生まれる。
その後 京都市立美術工芸学校に入学 
帝展などで活躍し
昭和36年に文化勲章を受章する。

花鳥画や自然がみせる一瞬の輝きを
画伯独自の感性で他の画家がつくれない 
独創性ある画世界を生み出した。

この作品は 比較的小さな

  ~短冊~ 

に描かれていますが 画面から広がる世界に
紅梅が自然の光を浴びて 綺麗に花開いています。

表装は以前 京都 表玄 にて制作された軸装で

白い絹地に金砂子を波のように 流して台紙を造り
その上に 短冊を載せて
主役の 紅梅を  華やかに演出しています。

最近は 床の間がある家が
少なくなってきましたが

細長い軸装は 床の間以外でも
展示は 出来ます。

表装の両サイド 縦に細長く使われている
唐草模様の 金襴裂 が
ほのかに光る 京表具です。

                      (徳永)















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雨・雨・雨 今日も雨です。
9月に入り、大型台風がひっきりなしにやってきては日本列島のどこかで
河川の氾濫・土砂災害などの自然災害を引き起している。

今夏初めは関東地方の水不足が心配されていたのに
そんな話はどこへいったのやら…
今では連日の雨続きによる日照時間の短さが問題視されているとのこと。

本当に自然だけは、都合よく動いてくれないのだなぁ~と。
お日様を本気で恋しがっている自身であります。

銀座界隈の草花たちも何となく元気なく、本来持っている色彩も沈みがち。
これだけ雨が続くと、「おなかいっぱいだよぉ~」って草花たちもウンザリしているでしょう。


さて、今週の『画廊の花』は秋明菊と木瓜をご紹介します。
どちらも表玄の定番花ですが、今回は少しだけ趣向を変えて
紅葉間近の木々も一緒にご鑑賞下さい。

中村宗弘作 『望秋』 【10号・スクエア額】とのコラボレーションです。




表装の脇役達
 ~表装の脇役~


掛軸を床の間に掛けると 
素晴らしい和空間が広がり

さらに 描かれている絵画の
世界に引き込まれて行きます。

絵を引き立てる~裂の演出~で 
華やかで 品のある
掛軸は観る者に感動と
喜びを感じさせてくれます。

その裏方に目を向けてみました。
綺麗な美術品を保管してくれる 脇役達 です。

右から うわ覆いの裂・・・
大切な画家直筆の箱書き 墨の文字を 包んでくれます。

右から 2番目 「紅梅」・・・
絵の次に大事な 箱書き です。

質の良い 桐板に
高価な墨で・・・独特なバランスで
先生が書いた作品の画題です。

真中の ちょっと変わった 丸棒
これは 太巻  と呼ばれ
掛軸を巻いた際に 細くならないように
通常より 太く巻いて 中の絵を守る
役割をする 桐の棒なんです。

左から2番目
掛軸を入れる 内箱です。
軸装が休む お布団ですね。
この中に 和紙でふんわりと 
包んで保管します。

最後に 一番左
~外箱~ です。
高価な軸は 通常 二重箱に入れられています。
素材はどちらも 熱や火に強い 桐で作られて
外箱はさらに漆を塗り 美術品を大切に
守り 保管しています。

名脇役達が 裏方で頑張っています。


(徳永)