画廊表玄ブログ 
銀座の画廊表玄の社員による美術にまつわるツウなポイントの紹介やご案内、日々のブログなど
少々長いお話になります。
この秋、自身はとても貴重な体験をしました。
それは自宅を出た時のことです。

家の前で、建築現場の作業服を着た人たちが何やら騒いでいます。
その場を立ち去ろうとすると
突然、歩道の脇に小鳥の置物が落ちているのが目に入りました。
それは驚くほど漆黒の羽に山吹色と白の羽。とても美しい色合いでした。

剥製かな?
すると、先ほどの作業服の方たちの言葉が耳に入ってきました。

「どうする?交番に届けるか?」
「そのままで良いんじゃない?」
「どこか柵の上にでも置いておけば?」
「…」
などなど

何となく気になりだして、よぅ~くその剥製を見てみると…
目から血が出ているのを発見!
うわぁ~生きている小鳥が地面に落ちているではないか!
理性よりも先に手が出てしまい、思わずその小鳥に触れてしまいました。

作業服の人たちは、咄嗟の行動に出た自身に対し
先ほどの当事者から第三者に変身!
『お願いしますオーラ』を感じ、仕方がないので「何とかします」と言って
一旦、自宅へ逆戻り。

それから、鳥専門の病院に連絡したのですが
野鳥は診ることができないので東京都環境局に連絡して下さいと…
言われるままにそちらへ電話!
ですが、あいにく役所の休みにあたり連絡がつきません。
たらい回しは勘弁して欲しいと、もう一度病院に連絡。
食い下がって、何とか診察することを了解してもらいました。

病院を訪れると、先ほどまでジッとしていた小鳥が飛ぼうとする仕草をします。

診察の結果、目には異常ないし骨も折れていない。
建物にでもぶつかって脳震盪を起こしたのでしょう。
飛べる力はあるので保護した場所から離すように指示されました。

自宅に戻り、道路より離れた木の多い場所から離すと
しっかりとした足取り(?)で空高く飛んでいきました。
野生の生き物って本当に逞しい!
ちなみに、保護した鳥は≪キビタキ≫のオスでした。


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