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額装の箱

 箱を見る


額装を見る場合に 画廊 主 がまずどこを見るのか それは 箱です。

お客様の所に行き 遠めから倉庫の額装の棚を見ると その時点で
おおよその 内容や美術品の価値がわかります。

なぜでしょうか?今流通している近代絵画の値段のある作品は ほとんど
美術業界で知られている 額装店で作られているからです。
有名画家は 額にもこだわり 高級な額装に作品を入れます。
ですから 有名額装店の 独自の箱を見つけられると これは 値段がありそうな
作品があるのではと 想像出来るのです。

もちろん 額装店のランクがあるので A店なら良いけど E店なら 作品は
安いなと・・・判断出来ます。

一番簡単な見分け方で 中の作品が高い可能性があるのが 柿渋 が塗られた箱
これは 高額品が入っている確率が高い です。

箱が無い美術品や ダンボールに入っている作品などは 中を見る前に
価値としては低いのではと 思ってしまいます。

古美術の世界では 紐や 包んでいる紙などを数点見るだけで その蔵の
内容がかなりわかると聞いたことが有ります。

また箱を包む 包装紙も重要な資料となります。百貨店や画廊 独自の包みかたや
貼っている シールで その作品の流通経路もわかる場合があるのです。

私どもが 市場で作品を購入する際にも必ずチックをする要素の一つです。



額装は絵を飾るとても重要な演出家です。
絵を見る以外に 額装の創りや裏側も見て下さい。
意外な発見や面白い事 職人の技が隠されております。


                                       (徳永)





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